仏道に入る根本は信をもって本(もと)とす
最近では、新型コロナウィルスが猛威を振るっており、重々にお気をつけていただきたいと思います。皆さまの無病息災をお祈りしております。
このような情勢の下では、予定していた法要をやむを得ずに、延期やキャンセルすることを決められた方もいることと思います。もしかしたら、そのような状況では、故人様に対して申し訳ない、と残念に思う方もおられるかも知れません。
しかし、心配なさらないで下さい。一番大切なのは、皆さまの手を合わせる、その心です。
もちろん、霊園や墓前で法要をすることは必要ですが、それがままならない時には、亡き人を思い浮かべ、感謝の気持ちをもって手を合わせて下さい。それが何よりの、ご供養になります。
ある高僧が、このように言われました。
「仏道に入る根本は信をもって本(もと)とす」
仏道において大切なのは信心です。この私たちの心のありようが大切なのです。
どのような時にでも、感謝と敬いの心をもって、仏さまに手を合わせていただきたいと思います。